ノッティンガム (Nottingham)
町の中心をレーン川が流れ、南の境界線にはトレント川が流れている. イングランドのほぼ中心に位置することから交易や政治の中心とされ、王城のノッティンガム城が置かれた. また、地下には870個のが広がっており、様々な活用が成された.
名称は、サクソン人の首長の名Snotに、古英語で「村」を意味するhamを加えたSnotengahamから来ており、「Snotらの村」という意味がある.
人口はおよそ275,100人とイングランドでは27位、郊外には70万人以上が住んでいると言われている. 学生が多く、人口の約10%は学生である.
西暦600年より後にはアングロ・サクソンが住んでいた. 後にデーン人により支配されるようになり、9世紀ころにはデーンロウの一部であった.
中世にはロビン・フッドの伝説によって有名になった. ロビン・フッドはノッティンガムから北へ30kmほど行った所にあるシャーウッドの森に住んでいたと言われている.
清教徒革命(イングランド内戦)が勃発した場所でもあり、1642年8月にイングランド王チャールズ1世はノッティンガムで王党派を結集し、議会派(長期議会)討伐を掲げて挙兵、が始まった.
近世のノッティンガムは町の美しさに定評があり、17世紀末にイングランドを旅した女性旅行家のシーリア・ファインズはノッティンガムを自分が訪れた中でもっとも美しい町と評し、ノッティンガムを基準に多くの町を評価した.
しかし、19世紀の産業革命と人口の急増にノッティンガムは対応できなかった. 町の境界に隣接する自由農民たちの開放耕地によって郊外に宅地を開発することが妨げられ、過密なスラム街を抱える劣悪な住環境の都市となってしまった. 1920年代から1930年代になってスラム街は一掃された.
地図 - ノッティンガム (Nottingham)
地図
国 - イギリス
イギリスの国旗 |
イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドという歴史的経緯に基づく4つのカントリー(「国」)が、同君連合型の単一主権国家を形成している. また、2020年1月31日まで欧州連合(略称:EU)に属していたが離脱した (ブレグジットを参照). イギリスは国際連合安全保障理事会常任理事国であり、G7・G20に参加する先進国である. また、経済協力開発機構、北大西洋条約機構、欧州評議会の原加盟国である.
通貨 / 言語
ISO | 通貨 | シンボル | 有効数字 |
---|---|---|---|
GBP | スターリング・ポンド (Pound sterling) | £ | 2 |